2013年12月24日火曜日

Xmasに届いた幸せ



Xmasプレゼントが届きました。
半年前に面談したご家族からでした…


1年間同じ服ばかり着ている。言葉が出ない。目が合わない。人を避ける。初めてのところはパニックになる。

たくさんの問題に悩み、5歳の息子さんと検査を受けたそうです。「疑い」とついた診断名に、これからどうしたらいいのか…という相談でした。

どうして違う服を着て欲しいと感じているのか…
言葉を話して欲しいと感じるのはどんな時なのか…
目を合わせ人を避けないでいられることはどうして大切なのか…
始めてどんな所に行く時に落ち着いていて欲しいのか…

ゆっくり語り合いながら、お母さんとお父さんが息子さんに叶えたい生活を話し合いました。


行事に必要な服をきてほしい…
季節に合った服をきて、周りに心配かけないでほしい…
新しい学校に通えることを願っている…
そこで友達を作ってほしい…

ご両親は息子さんのこれから進学する幼稚園での生活のために、服のこと、言葉のことなどを願っていました。

そして、その生活を実現させるための環境づくりや関わり方を、みんなで話した頃には
初めに相談に来た時の不安な顔はなく、
息子さんの可愛いところや、できることなどの話にも花が咲き、みんな笑顔でした。



あれから半年。


ご家族から届いたプレゼントの中の写真には、息子さんが式服を着て笑顔の写真がありました。息子さんが一生懸命書いた名前や数字の手紙もありました。

お母さんは息子さんに着たい服を選んでもらうことにしたそうです。
文字でも想いを伝えられるようにと、字の練習をしたそうです。

叶えたい幼稚園の生活に向けて、進んでいる家族の想いが伝わってくるXmasプレゼントでした。



直接、男の子を治療したわけではありません。
ただ、問題に悩み、問題の原因が障害なのかもしれないと不安いっぱいの家族と共に、
問題の先にある叶えたい生活を具体的にし、目標として共有しただけです。



男の子と家族の歩みをみていると、それが大切なんだと思います。





問題を解決する支援から
やりがいを実現する支援へ…


それを目指して

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