2012年4月10日火曜日

クライエントが明確な目標を持てること





クライエントが明確な目標を持てること


「そんなの当たり前だ!」
7年前の自分は自信満々に言ったと思う。


「それがしたくてもどうしたらいいんだろう・・・」
5年前の自分は試行錯誤している最中でした。




クライエントが明確な目標を持ることは
当たり前のことで
重要なことで
まずはじめにすべきことだけど

結構難しいことなんだと今は思う。


現在,地域の幼稚園や小学校に巡回相談をさせてもらっている。
そこでの作業療法は
クライエントである子どもとその親
そして支える先生や支援員などクライエント群が
『明確な目標を共有できる』
ことが役割の6割を占めていると言っても過言ではありません。

そしてそれは作業に焦点を当てることではじめて実現できる


明確な目標の共有だけで
全てが解決してしまう(そこからクライエントやクライエント群が自分の力で進める状況)
ことさえある。



4年間巡回相談をしてきたけど,
ここは作業に焦点を当てる視点を持っているOTだからこそ
できることであり,腕の見せところ。
そしてもっとも難しいところ。



私の臨床は発展途上だけど
毎日がスタートでゴールはまだまだだけど
現時点で見えている世界も
結構素敵だと思う。

先生と泣いて喜んで
お母さんが自分の子どもの可能性にワクワクする。
子どもは毎日が楽しくて仕方なくなり,キラキラ輝きだす。

そんな様子を共有できる
作業療法は素敵だと思う。





現時点の眺めを一緒に共有できたらと願っていました。
これからだからこそ,一緒に進んでいけるOTができたら
力強いと思っていました。




そんな願いも乗せて
ADOCs
の誕生を願っています。


『クライエントが明確な目標を持てること』
いつでも
どこでも
だれでも

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