2011年10月3日月曜日

精いっぱい作業と向き合った先に

子どもの将来に向けて、
今、したい、するべき大切な作業に焦点を当て、その実現を目指す支援は、
その支援をしようと心に決めた瞬間からその子の作業になる。
例えどんな結果でも、思ったようにその作業が実現できなかったとしても、
そのことさえその子の人生のワンピースになる。

そう思う。



1年前に関わった男の子。
男の子は保健室から出られなかった。
教室に行けなかった。

お母さんは男の子がその社会の人の協力の中で参加していけることを願っていた。
クラスに参加できること、
クラスの友達と一緒に運動会に出られること。
クラスの友達とクリスマス会を企画すること。

沢山の作業を先生達は男の子に届けた。



あれから1年。
男の子はなかよし学級にいた。

でもお母さんは今の彼の姿を誇らしいと話した。

クリスマス会を通して、
運動会を通して、
男の子もお母さんも先生も
人と向き合うことがとても難しいことだと感じたという。
思いっきり頑張って、
誠意いっぱいやって得たその結果から、
男の子が関われる人の輪を探すことにしたと言う。

クラスの人の輪から
支援学級の人の輪に
今作業をかえたけど
今の作業に満足しているとお母さんは笑顔で話してくれた。

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